北海道で最も新しいユネスコ世界ジオパーク!!様似町で福祉・コミュニティーの分野でまちづくりに一緒に取り組む仲間を募集します。 1/15締切

様似町は、北海道南西部(日高地域)に位置し、太平洋と日高山脈に囲まれた総人口が約4,600人の自然豊かな町です。町の約90%が森林であり、国道から1kmほどの地域には、サラブレッドが草を食む牧場の風景が広がっています。
様似町は都市部や有名観光地から離れているため、静かな自然に囲まれており、海釣りや海水浴から登山、山菜取りなど季節ごとの楽しみがいっぱいです。
夏季は涼しく、冬季は暖かく雪が少ないことから北海道内でも過ごしやすい快適な気候が特徴です。そして、この自然環境が水産業・農畜産業を主とした第一次産業を育んでいます。

様似の主産業である漁業の歴史は古く、様似沖は黒潮と親潮がぶつかりあう好漁場では、サケやスケトウダラ、イカなど多くの魚がとれます。
様似の特産品の一つ「真ツブ」の刺身は、アワビに勝るとも劣らない逸品です。近年、地元漁師による伝統的な保存方法で加工されたサケの「山漬け」は人気が高まっています。また、様似の沿岸は良質のミツイシコンブの産地であり、製品は「日高昆布」として全国に出荷されています。

近年では夏の冷涼な気候条件を活かし「夏秋取りイチゴ」の栽培が盛んに行われており、「JAひだか東」での夏イチゴの生産量、生産高は日本一となっています。様似町も町と農協が協力して新規就農希望者を受け入れしています。
また、アポイ岳ジオパークが2015年にユネスコ世界ジオパークに認定され、その貴重で豊かな自然環境が世界的に注目を集めている町です。

国内外の研究者が様似のジオパークの特徴である地上にむき出しのかんらん岩や希少な高山植物の調査に来たり、観光客がの人数も徐々に増えつつあり、客層も様々な年代の方が訪れてくれるようになりました。
世界認定を受けてからのこの1年、急速なスピードで様々な変化が起こり始めています。

様似町が町外に魅力を発信するため、そして現在住んでいる人が、より暮らしやすい町にするために町民以外の新たな視点が必要不可欠です。
そこで、様似町は新たに福祉・コミュニティーの分野でまちづくりに取り組んでくれる地域おこし協力隊を募集します。

「新しいカタチの福祉」に町民一体となって取り組みたい。
様似町では行政だけではなく、社会福祉協議会をはじめ地域が一体となって高齢者が安心して生きがいを持って活躍できる環境づくりや互いに支えあう地域づくりに取り組みます。
「様似町保健福祉センター・きらく」には様似町役場・保健福祉課、社会福祉法人・様似町社会福祉協議会がオフィスを構えており、福祉に関するワンストップ拠点を実現しています。

様似町社会福祉協議会では介護保険制度による居宅介護支援事業(ケアプラン作成)や、訪問介護事業(ホームヘルプサービス)、訪問入浴、移送サービス事業など様々な福祉活動を通して住み慣れた街で安心して暮らせるようお手伝いしています。
また、様似福祉会が運営する特別養護老人ホーム様似ソビラ荘では、65歳以上の方を対象として、寝たきりや認知症などによって日常生活において常時介護が必要で、自宅での生活が困難な人が入所し、食事、入浴、排せつなどの日常生活介護や療養上のサービスが受けられます。また、保健福祉センター・きらく内で通所介護(デイサービス)も行っています。

これまで様似町では、生活習慣病や体の状態をチェックするために春季・秋季特定健診やミニドックに加え、認知症についての正しい知識・理解を深めていただくための認知症サポーター養成講座を行っており、平成21年度から18の団体・企業の方や小学生高学年をはじめ、約580人が講座を受講しています。

他にも、高齢者の身体・生活機能の維持や向上を目的とした介護予防教室の開催や、かみかみ百歳体操、健康づくり料理教室の実施など様々な介護予防・生活習慣病予防を主眼とした事業を行ってきました。
これから様似町では各自治体が取りくまなければならない「地域包括ケア」の考えに基づく、新たな地域福祉の形づくりに行政・民間が一体となり取り組みます。
今年度からは外部の有識者を招いたこれからの地域づくりや新しい地域支援事業に関する勉強会を行いました。参加者は役場職員のみならず、町内の福祉に関心を持っている方々です。
今後は地域のボランティア団体や商工会など、福祉のみならず様々な立場の方を巻き込んでいく予定です。

地域おこし協力隊に期待すること ~軽やかに地域をつなぐ役割~
このように役場や社会福祉協議会を中心に、町民と一体となった取り組みが動き出そうとしています。地域おこし協力隊には人と人や想いと活動を繋げるコーディネーターとして自由な発想で地域を飛び回って欲しいと考えています。
お年寄りの中には「役場や福祉団体には言えないけど、こんなことに実は困っている。」「こんなことをしてみたい。」といった課題や想いがあるかもしれません。
地域の商店主や漁師さんの中には「何か協力したいけど、自分には何もできない」と思い込んている人がいるかもしれません。
そんな隠れたニーズや資源の掘り起こし、そして自由な発想でニーズと多様な資源をつなぐ役割を期待しています。「課題先進地」である様似町。地域の人を愛し、その課題を“面白がって“挑戦することができる人をお待ちしています。

雇用関係の有無なし
業務概要・町内の高齢者が抱える課題やニーズの調査
・町内の団体や住民などのボランティアネットワークの構築
・町内の高齢者の生活支援や介護サービスの創出、高齢者が活躍できる場づくり
・近隣町村と連携した福祉に関するネットワークの構築
募集対象応募対象
①応募時点で年齢20歳以上~50歳未満の方
②応募時点で3大都市圏をはじめとする都市地域(過疎、山村、離島、半島などの条件不利地域を除く)に在住の方で、様似に住民票を異動し移住できる方。※現住所が該当するか不明な際はお問い合わせください。
③最長3年間の事業期間終了後も様似に定住する意思のある方。
④心身ともに健康で、誠実に業務を行うことができる方

求める能力・特性
〇普通自動車免許(AT可)※必須
〇基本的なPCスキル(簡単な書類作成等が行える)
※医療福祉に関する資格・経験があることが望ましい
募集人数1名
勤務地様似町全域
勤務時間原則として1日7時間45分、週38時間45分勤務
土曜日、日曜日の週休2日、加えて祝日、年末年始休暇。
※ただし、地域の行事等のある場合には休日の振替出勤があります。
雇用形態・期間採用~最長3年間
※次年度からの着任については応相談
隊員は様似町の委嘱を受け、その活動の対価として、報償費の支給を受けるもの
とします。様似との雇用契約は存在しないため、所得税、町道民税、国民健康保
険税なのど各種税金及び年金保険料等は、各自で納付又はご負担いただきます。
給与・賃金等○報償費:月額165,000円
○通信費助成:月額15,000円
※活動に必要なインターネット利用料、携帯電話利用料等の一部を助成します。
○交通費助成:月額20,000円
※活動に必要な車両の借り上げ料、燃料費等の一部を助成します。
○家賃助成:月額40,000円
○活動保険助成:年額15,000円
※傷害保険に加入していただきます。加入手続きは支援団体が行います。
待遇・福利厚生※様似町との雇用契約は存在しないため、所得税、町道民税、国民健康保険税及び年金保険料等は各自でご負担いただきます。
申込受付期間2016年11月18日~2017年01月15日
審査方法書類選考後、面談により決定いたします。
※面談のための交通費及び着任のための引っ越し費用・交通費は支給いたしません。

【応募書類提出先】
〒058-8501 北海道様似郡様似町大通1丁目21番地
様似町役場 総務課 担当:織田(おりた)
E-Mail:samani@aioros.ocn.ne.jp
参考URLhttp://www.samanichiikiokoshi.com/
備考【任期終了後のイメージ】
任期中につくりあげた企画・事業を地域の社会福祉法人に所属、もしくは自身の活動組織を立ち上げ、継続して取り組んでいただきたいと考えています。
任期終了後の継続についても、行政・関係団体がサポートいたします。

お問い合わせ先

株式会社ユートライン 村下
〒057-0005 北海道浦河郡浦河町東町うしお1丁目9-3
TEL:0146-22-5577