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After the 協力隊①~小島さん

小島拓也氏

小 島 拓 也 氏

魚や・くまさん 二代目、Walkerplus 石狩周辺地域編集長
石狩市地域おこし協力隊(2014~2016年)

【プロフィール】
石狩市厚田在住。
出身地:神奈川県秦野市(1974年生まれ)
出身校:札幌大学法学部法学科卒
海外渡航用品の営業、資格取得学校の校長などを経て、石狩市地域おこし協力隊の業務に従事し、任期終了後、鮮魚販売の魚や・くまさんを継承、現在に至る。

今のお仕事

―――早速ですが、現在のお仕事を教えてください。
小島:「魚や・くまさん」の名前で営業しています。簡単に言うと、お魚を仕入れて車に積み込み、近隣の市町村で売り歩いています。特別なスキルがあった訳ではなく、運転免許と、地域おこし協力隊の任期中に6時間の研修を受けるだけで取得した「食品衛生責任者」の資格のみで開業できました。

―――毎日、どんな感じなのでしょうか?
小島:まず、厚田漁港にある朝市で新鮮なお魚を仕入れます。仕入と言っても、みなさんが朝市で買う値段と同じです。

―――えぇ! 仕入値じゃないんですか???
小島:はい。僕は2代目なんですが、師匠(先代)が厚田地域のためになる仕事をしたいと、安く仕入れて高く売るのではなく、そのままの値段で仕入れて始めました。なので、2代目になったからと言って、7掛で売ってとか言えないですよ。(笑)
でも、みなさんそれを分かっていて、オマケしてくれたりするんです。で、そうした朝市の母さんや姉さんのやさしさの分だけ余計に儲けさせてもらっています。

―――なるほど・・・。販売先は?
小島:日によって、販売先が違うのですが、栗山町や恵庭市などにも売りに行きます。残念ながら隣町の札幌市は保健所の管轄が違うので、今は販売することができません。

楽園の住人!?

―――ぶっちゃけ、今の生活はどうですか?
小島:ぶっちゃけ、楽しいです。(笑)
移動販売車の魚屋ってあまり無いので訪問先で「ありがとう」って言ってもらえるんですよ。それに個人事業なので、何かやり方を変えようとするときに合意形成も要りませんし、失敗しても「あー、今日は失敗しちゃったなぁ」と自分が反省すればいいだけなんです。その後、職場に戻ってどう報告しようかとか、叱られてヘコんだ気持ちをどう復活させようかとか悩む事が無くなりました。
それでも落ち込むような事があった時は、海に沈む夕日や波の音、そして満天の星空に癒してもらっています。

―――そんな、楽園のような生活は、どうやって手に入れたのでしょう?
小島:私の実力ですね。(笑) 
いや、そんな事はなく石狩市の「地域おこし協力隊」で2年間活動したことがきっかけです。協力隊に採用される前の仕事の雇用期間が満了に近づいてきた時に、協力隊の募集を知 り、応募書類と面接に熱意を込めた結果、採用してもらえました。

着任時に掲載された新聞記事   着任時に掲載された新聞記事

協力隊着任時

―――着任してからの生活はどうだったのでしょうか?
小島:妻子を江別市に残しての単身赴任でした。厚田支所に机があって、そこから地域に出向くスタイルでした。最初は、地域に溶け込めるか不安でしたが、だんだん顔も覚えてもらえるようになりました。中には、「おまえみたいなヤツは嫌いだ!」なんて言うオヤジさんもいて戸惑ったこともあるのですが、今ふりかえると、ある種のほめ言葉だったのかもしれません。

―――キツイほめ言葉ですね(笑)
小島:若い人なら気にして眠れなくなるかも。(笑)
いつも目立つようにと考え、黄色いジャンパーをいつでも着続けて覚えてもらいました。名前で呼ばれなくていつも来る“黄色い人”とか言われたこともありますよ。

おまつりでも大活躍     まさに水を得た魚!?

魅惑の業務

―――ところでどんな業務をされていたんですか?
小島:協力隊は、各地で様々な業務を担っていますが、私の場合は、特に決まっていませんでした。

―――!? 自由ということですか?
小島:そう言われてみればそうですね。明確に業務が定まっていない場合、他の協力隊では、無責任だとかいう意見もありますが、その方が私の性格に合っていました。
おかげで色々な立場の方と仲良くなり、新聞やラジオなどでの露出の機会も頂き、そこでの知名度のアップは新たな人の繋がりを増やしてくれ、今の商売に大きくプラスになりました。

協力隊にいたからこそ

―――ところで、最初から魚の移動販売を考えていたのですか?
小島:いえいえ。厚田に住み続けたいと思ってはいたのですが、協力隊の任期は最大3年ですから、任期満了後のことは悩んでいました。どこかに採用される保証もなければ、起業と言っても過疎地ですから、そう簡単に商売が成り立つ場所とは思えませんでした。やはり、家族とも一緒に暮したいですしね・・・。
当初は、おでん屋さんなども検討したりしていましたが、考えあぐねているうちに師匠に出会いました。お手伝いしているうちに、だんだんこの仕事(魚の販売)が面白いと思うようになったのと、残念なことに師匠の持病が思わしくなく、事業継承を打診されました。

―――それで、お引き受けされたと。
小島:そうなんです。協力隊の任期は1年残っていましたが、師匠からの「今覚悟を決めないでどうする!」と背中を強く押されてハラを決めました。

―――なるほど、協力隊に入ってみなければわからないですね。
小島:確かにそうです。協力隊の制度に不満を持つ人がいるのも知っていますが、その制度を活かすも殺すも自分次第なのではないでしょうか?

協力隊に応募しようかなと思っている人へ

―――最後に、「地域おこし協力隊」で仕事をしてみようかと思っている人に一言お願いします。
小島:今の私があるのは、間違いなく地域おこし協力隊になれたおかげです。地域おこし協力隊制度を利用せずに地方で商売を始めようとしている人達からは「ズルい」と思われてまいそうな程、大きなメリットを得る事が出来ました。もちろん、誰にでもいい結果が訪れるとは限りませんが、試してみる価値はあると思いますよ。

移動販売車の前で      移動販売車の前で

◇石狩市厚田区(人口約2千人)
道都・札幌市北部に隣接し、日本海側に面した石狩市の一部。
石狩市は旧石狩町・旧厚田村・旧浜益村が合併したまちで、人口約5万9千人。

厚田の場所

お気軽にお問い合わせください TEL 011-211-0261 NPO法人 北海道ふるさと回帰支援センター内

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